深読み!初恋ゾンビ

初恋ゾンビのキーとなりうる場面をひたすらピックアップします。初恋ゾンビは週刊少年サンデー連載の峰浪りょう先生によるラブコメです。毎回1つは新しい発見をお届けできればと思ってます。

3巻第24話 雨上がりの夜…

初恋ゾンビは"恋心"というエネルギーの塊

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津奈木がキスをやめた仕組み

 

タロウは思いついた

大量の初恋ゾンビに命令してヒカリZを触らせれば、津奈木は自分の初恋を自覚するのでは

その瞬間よろけるタロウ

指宿くん「言ったろ、負荷がかかるんだよ」

だから先にあやまった

 

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イヴが正気に戻った

命令が効いてるのは一定時間?

 

初恋ゾンビを勝手に使われると創造者に負荷がかかる

もちろん使った側にも

指宿くんは耐性がついてるから今のくらいならなんともない

 

指宿くんが命令できるようになったのは3年前

男装を始めてから女の子にモテ始めて、初恋ゾンビや失恋ゾンビに粘着されるようになった

女の子のままだとエッチな格好させられて、

男の子になったらZらに襲われる

誰もいない世界に行きたい

 

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トイレに逃げこもっていたところを失恋ゾンビに襲われた

心の中で「こっちへ来るな」と叫んでた

近づいてくるZの体に手が入った時、初めてZと目が合った

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そのZは静かに去って行った

 

隣に吐いている生徒がいた

そいつがZの創造者だった

自分もひどい立ちくらみがしたが、極度のストレスのせいだと思った

 

初恋ゾンビが命令を聞くのか試すことにした

それは、他人のコンピュータにハッキングして、プログラムを書き換えるような感覚だった

 

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コツがわかると色々できるようになった

接触れずとも声だけで命令できるようになった

 

その度に吐き気やめまいが創造者にも自分にも起こり、使う方も使われるほうも体に負担がかかることもわかった

だから単純な命令以外はやったことがない

 

どうしてその話を教えてくれたのか、タロウは聞いた

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指宿くんにできたことは、初恋ゾンビとなるべく関わらないこと

それは、まともな人間関係、普通の青春を諦めること

友情も恋も、普通の姿で生きることも許されなかった

ひたすら逃避した

それしかできないと思っていた

 

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協力し合えば、ボクらはいつか、初恋ゾンビから解放されるか?

 

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イヴは自分が消される話に初めて寂しげな表情を見せた

 

タロウは考えた

初恋ゾンビを勝手に使うと負担がかかるなら、イヴにヒカリZを触って欲しいと思えばいいのでは

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イヴは2人に協力してたらいつか消されちゃうと反抗した

 

創造者の願望を拒否した

いや、そういう演技をタロウが望んだ?

イヴだけはわからない

創造者に存在を知られている例外中の例外の初恋ゾンビだから

 

イヴ:タロちゃん、本当はワタシに消えて欲しくないはず

こないだだってみんながみさを先輩美人だと言ってた中で、ワタシのほうが可愛いって言ってくれたじゃない

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イヴを可愛いと言ったことを聞いて指宿くんが照れた

タロウが倒れるのはイヤだから協力するとイヴは言った

イヴへの接し方がだいぶマイルドになった指宿くん

 

イヴがヒカリZを抱きしめるとヒカリZは不確かなゼリー状から具現化した

津奈木が動いて、薬院さんにちょっかいを出した

 

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薬院さんはツンとした態度を取り、ヒカリZが氷状になった

 

放課後、タロウは薬院さんを呼び出して津奈木は本当は薬院さんのことが好きだと告げた

 

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薬院さんは、こんな恋、ただの呪いだと言った

ずっと一緒にいた、これからも続くと思った、幼なじみの呪い

この呪いにツナはかかってなかった

この呪いから解放されたい

あいつがもうわたしの下に帰ってこないなら

 

津奈木は聞いていた

ヒカリZはイヴの力を借りずに具現化した

 



今までイヴは自分が消される話にマイナスの感情を示すことはありませんでした

より自我が強くなった?

タロウが消したくないと思い始めたことを表しているのかもしれません