深読み!初恋ゾンビ

初恋ゾンビのキーとなりうる場面をひたすらピックアップします。初恋ゾンビは週刊少年サンデー連載の峰浪りょう先生によるラブコメです。毎回1つは新しい発見をお届けできればと思ってます。

17巻第164話 さよなら、またね。

針摺さんは『まだ日本にいますよね⁉︎』と指宿くんの所在を聞いたとき、「いいえ」とは言わなかった

タロウは針摺さんに会って確かめに行く 

制服のまま

 

江火野に上着、マフラーを渡される

…手袋は…

ポケットにしまってあった

何を思って江火野に『…使っていいか?』と聞いたのか

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江火野は虚ろな目で一瞬間をあけて

『当たり前でしょ』と目をつぶって答えた

 

プレゼントに友達として以上の好意が込められていたことをタロウは知っていて

それには応えられなくて

だから『…使っていいか?』と聞いてみて

江火野もそれはわかってて

その質問から察することもできた

 

タロウは江火野からもらった手袋をはめる

お前のお陰でイヴが…

いや俺が、目を覚ますことができた

何度もイヴはタロウ自身という表現が繰り返される

 

ありがとう

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タロウのありがとうは

江火野の恋はもう届かないことを意味するのか

 

江火野はリリスに怒っている

言いたいこといっぱいある

全部自分でなんとかしようとして…

あたしのこともだまして…

自分の気持ち、ちっとも話してくれなくて…

こんなの全然友達じゃないじゃない

 

あんた以外に誰があの子を救えるのよ?

リリスが言った『タロウを救えるのは江火野さんだけなんだ』との言葉をタロウを通じてリリスへ返す

 

タロウは江火野の前でもリリスを"彼女"と呼んだ

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無理した笑顔で送り出す江火野

横目で見たタロウはきっとその表情に気づいた

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リリスのことはタロウに託した

でも自分の気持ちは圧し殺したまま

 

成就しない初恋…永遠にさまよい続ける…

 

やっぱりそのままではいられない

扉を開けて飛び出す江火野

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タロウも心残りがあったのか江火野の元に戻ろうとしていた

 

あたしの知らない女の子のせいで変わったタロウなんかに、

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せいいっぱいの虚勢の笑顔

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がんばって作った笑顔だった

 

…こんなに素敵なものだったんだね

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さよなら、あたしの初恋

またね

 

ちゃんと終わらせたから、前に進むことができる

13巻第118話『失くしものがくれるもの』のナストと同じように、いつかの新しい恋はきっといい恋になるのでしょう

11巻第104話のタロウの言葉『恋をしたことを後悔はさせない』は果たされたでしょうか

 

針摺さんは何も言わないように言われている

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早退して海へドライブに誘ってくれた

 

本当のイヴちゃんによろしくね

ワタシ待ってる

失恋ゾンビのイヴは指宿くんに対してどうしても黒いキモチがある

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指宿くんを貶めるような嘘を言ったのはそのせいだった

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指宿くんに似た表情でタロウを送り出すイヴ

眉毛の角度が描き分けのポイントだったか

タロウとリリスの恋が成就するようなことになっても1人で消えたりしないと

その辺の初恋ゾンビと一緒ではないと

 

ワタシもまた会いたいもん

本当の姿になったイヴと…

このイヴとは女の子の姿のリリスのこと

 

てゆうか、もっとひどい失恋ゾンビになる可能性もあるんだからね?

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ちょっといじわるなイヴはタロウと立場が対等になったからとのこと

タロちゃんが好きなだけのイヴならこんなこと言わないか