深読み!初恋ゾンビ

初恋ゾンビのキーとなりうる場面をひたすらピックアップします。初恋ゾンビは週刊少年サンデー連載の峰浪りょう先生によるラブコメです。毎回1つは新しい発見をお届けできればと思ってます。

13巻第125話 ワンモア・クリスマス

時間はちょっと戻って誕生日会の翌朝

12月25日

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帰り道でタロウに言ったことを思い出す

目が腫れてる?

 

ボクはもう、お前の頼みを聞いてやれないかもしれない…

 

あの時のタロウの顔…

なんのことを言ってるかわかってない顔だったな…

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本当は指宿くんがまともにタロウの顔を見れなくて、思い出す間も与えずに駆け出してしまったから

だから表情は思い出せない

描かれていない

タロウはすぐに思い当たったのに

 

龍姫祭りでタロウに頼まれたこと

『もう少しだけ、オレの傍にいてくれ』

ボクにとってはとても大切な、タロウとの絆…

 

寝起きのシャワーを浴びながら考える

おしつけの絆

恩着せがましい「いてやる」

あの時、去るつもりなんてなかった

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タロウのベッドの枕元に置いたプレゼント

サンタコスから黒スーツに着替えたとき

コソコソ赤面しながら置いた

ケーキだけじゃプレゼントあげた気がしなくて

 

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"ママ"と呼びそうになって、"お母さん"と言いなおす

けどこの後は結局"ママ"と呼んでます

母・菜々乃はクリスマスから三が日まで日本で過ごしにきた

 

指宿くんは、ちょっと見ない間に、女の子らしい体つきになっていた

 

菜々乃はずっと黒い服を着ていた

久しぶりに見た黒以外の服

まさか、あのクソ親父に会えるかもなんて期待してませんよね?

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指宿くんは毎年クリスマスプレゼントはいらないって拒否してきた

それはリリトくんとして男の子向けのプレゼントはいらないということだったと母は知っていた

リリスちゃんなら欲しいものあるかしら?

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母は表情から肯定の気持ちを読み取った

じゃあ、探しに行きましょう!

 

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きっと今までは母の前では女の子の服は着ようとしなかった

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この格好のままディナーに行くことも拒否しなかった

女の子に戻りたい気持ちはだいぶ進んでいる

神展開キタキタキタと内心大興奮で親指を立てるアリスさん

 

菜々乃はお酒をやめていた

以前は飲んでいた

発作は父・誠也のことになるとTPOをわきまえず出る

 

リリトとではなく、娘・リリスと過ごせるクリスマスは特別うれしい

もう少し早く立ち直って、あなたときちんと向き合っていればと母は詫びた

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リリスは話す

今、ワタシが女の子の服を着れるようになったのは…

母「恋をしたの?」

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素直に恋をしていることを認めた

 

体つきもすっかり女の子らしくなって、年齢的にも限界なんじゃない?

あなたこのまま高校2年生になるつもり?

 

それは無理だろうね

だから、ワタシ、日本を出てまたママと暮らそうかな

 

もう隠し通せる体型じゃなくなってきている

高校2年生までこのままではいられないだろう

それまでに母のいる欧州へ行こうかと指宿くんは考えている